2011年3月21日

10日経った。
50年間の人生で、これほど日本の危機を感じたことはない。
原発の問題はいまだ続いているし、最悪の事態を考えると絶望的になるので
頭の中であまりビジュアル化しないようにするが、心の備えは必要だと思う。
その時どう動くか、どう家族を守るか、さらに大きく考えれば日本の復興にどう貢献できるか…。

今この場所でできることは、とにかく福島原発の最前線で働く人たちの、家族や日本を守るという使命感と勇気に最大限の感謝をしつつ、後方支援を行うこと。
でも、ことが起きれば、実際には自分と家族のことで精一杯だろうなぁ。

個人的には今月納期の仕事が複数あり、日々仕事をこなしながら、原発の最新情報に耳をそばだてる。東京の娘は17日に無理やり呼び戻した。これで家族の安否確認は容易になった。このまま福島原発が終息してくれればいいけど。

テレビでは街角の募金の様子が流れている。でも、お金を入れる穴は、お札が入るようにもっと大きくするべき。
子供や職のない人は別にして、幸いにも仕事があり、幸いにも被災していない社会人はなるべく紙幣を入れてほしいと願う。
復興には何兆円もかかるだろうから、子供手当とかも早くやめてそっちに回さなきゃ。

諸外国では日本援助の活動をしてくれている。まさか諸外国に援助される側に回るとは夢に思わなかったけど、とても心強く感謝したい。
日本人の礼儀正しさ、助け合いの心、不屈の精神で必ず復興し、世界のお手本になり、また世界貢献できるようになれればいい。

原発の危うさは、今回よくわかった。
原発に頼らない方法は何だ？
生き方そのものの問題か？
やっぱりGDPよりGNH（国民総幸福度）なのか？

とにかくこの際、日本をゼロから作り直すつもりで、自分の生き方も考え直す機会にしたいと思う。

それにしてもイチローが1億なのに、世界のトヨタが3億とは…トホホであります。

▼今頼りにしている情報源
そこまで言って委員会のおなじみの武田邦彦先生（中部大学）ブログ
▼原発を考える
田中優×小林武史 緊急会議（エコレゾウェブ）