マスターRoom
生き方は星空が教えてくれる
2010年2月18日
ちょっと変わり者の庭師のSさん。
変わり者同士、気が合います。
話題といえばUFOや骨董や瓦やら、あまり一般的には話題になりにくい内容がほとんどで、僕としてはいつも楽しい限りです。
先日Sさんが「生き方は星空が教えてくれる」という本について語ってくれました。
さっそくアマゾンで購入。面白くて2日で読みました。
著者の木内鶴彦さんは世界的な彗星捜索家で、自分の臨死体験を通して「膨大な意識」を体験し、宇宙の成り立ちや人類の地球における役割を理解、それに従い現在活動されてる方です。
まず、30分間死後の世界を体験したその臨死体験が興味深いです。
著者の木内さんは心臓が止まった後、病室のベッドから心が抜け出し、両親、兄弟の心に入り込み、また過去や未来、宇宙の始まりや月の誕生など、自由自在に時空を超えた旅を経験します。
例えばこんな具体的な時間の旅が興味を引きました。
木内さんが幼い頃、お姉さんと川遊びをしていて、どこからともなく「危ない!」と聞こえたからお姉さんの肩を押して突き飛ばすと、直後に大きな石が落ちてきてことなきを得る体験をした。
その時の「危ない!」の声の主を知りたくて、それを確認しにその時間へ行ってみた・・・。
その様子を上から見ていて、いよいよその時が近づいた時、大きな石がお姉さん目がけて落ちてきて、思わず「危ない!」と叫んでしまった・・・
あの時の声の主は、紛れもなく自分自身だった・・・
この他にもこれらの時空を超えた経験が、夢ではなく、現実だったことを裏付ける内容がたくさ書かれています。
この臨死体験は、ジャーナリストの立花 隆氏著の「臨死体験」でも取り上げられているとのこと。
これらのことが、嘘か真かというのは別にして、
「生き方は星空が教えてくれる」という本は、臨死体験から得られた知識を活かして
地球や人類のあるべき姿を問いかけているという点がガツンと来ました。
地球が(で)生きていくためには、自然界の循環や地球環境を第一優先に、植物が主役で、人類はその微調整を担う種であるという。
現在のような利潤を追求する産業構造から、地球の環境を整えるための産業構造へと目的を変化させて行くことを提唱し、自らは、非営利的なゴミ処理システムなどを開発し、環境改善に尽力している木内さんって人、すごい。
自然環境を無視して生きているのは、人類だけですからね・・・
農薬にまみれた野菜や穀物、添加物だらけの食品、安全とは思えない合成洗剤など、利潤追求は、地球どころか自分たちの安全さえ脅かしてしまった。
赤信号をみんな渡っているようだ。
なんとか植物や動物たちと同じ次元で生きていかないとなぁとつくづく思いました。
木内さんがいう「膨大な意識」とは、手塚治虫の「火の鳥」に出てくる全宇宙の生命体に似ている。
<参考>
合成洗剤をやめて伝統的な製法に切り替えた企業
シャボン玉石けん株式会社
http://www.shabon.com/